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『図解即戦力 人材ビジネスのしくみと仕事がこれ一冊でしっかりんかる教科書』

読みました。業界研究本、2冊目。 いままで求人広告と人材紹介の違いがわかんなかったんだけど、この本を読んでよく分かった。後者がエージェント型のやつなのね。本の内容としては、人材ビジネスの概観とメインプレーヤー、あとは主要なビジネスモデルである求人広告・人材紹介、人材派遣についてビジネスのしくみから実際の働き方までを解説している。 特に勉強になったのは人材紹介の詳細。次の会社が人材紹介ビジネスをやっていて、自分はその社内システムを作るので、ざっくりと概観が掴めてよかった。求人を出す会社に営業して、人材を集めてというのが人材紹介の仕事で、エージェントがいかに最適な人材を紹介するか? というところで勝負できるジャンルなので属人化しやすい、というビジネスモデル自体の弱みがある。また、法人営業と求職者向け営業が別の人なので、企業と求職者のマッチングをやるときに自然とふたりの営業同士がすり合わせを行うことになる。経験豊富な営業が条件を聞き出しても、ここでコミュニケーションが上手くいかないとすり合わせが難しいだろうなと思った。 あと、そもそも企業の要求と求職者の要求は噛み合わないものらしく、そういう前提の中でどうマッチングさせるのか? というのがシステムの肝っぽい。 また、話は変わるけど、人材紹介ビジネスにこだわらず、プラットフォームとしてやりたいみたいに思い始めるとまたシステム的な難しさが出てきたりするだろうから、そういうのを考えるのは面白そうではある。

求人を出す会社としては、会社的にはいい人を選んでもらえて手間も少ないし、やりとりするのが気の知れた人材紹介会社なのでトラブルも避けられて良いというメリットがある。 なんかまあ、そんな感じで、色々と知れて良かったです。面白かった。